「話し合いの授業」でも「習得(教え込み)の授業」でも、子ども達一人一人が「自分の考えを積極的に発言できる」ようになることが大切です。発言できる子だけで授業を進めるのではなく、発言できない子も、進んで発言できるようにして、「全員に表現する力を養う」ことが求められます。「この子は発言しなくても考えているからいい」という考えは、見捨てていることと同じです。
   「相互指名」は、「自分達で話し合いを進める」ためのものです。
「特定の子だけ多く指名されてしまう」などの問題が生じるので、みんなで解決方法を考えることも大切です。
「ハンドサイン」は、級友の発言と自分の考えを比較して考えを深める手段です。これができるようになることで、「論点に即した話し合い」や「発言相互のつながり」が生まれてきます。
   「発言の仕方」は、「他の発言との関連性」を意識したり、「根拠のある発言」をしたりできるようにするためのものです。
 これらは、「基本的な発言の仕方」として児童生徒に提示しますが、
自分なりの発言の仕方ができる子は、この発言の仕方に縛られる必要はありません。あくまでも「発言しやすくする」ための一つの方法です。
   「話し手を見ながら聴く」、「うなずきながら聴く」、「あいづちをうちながら聴く」など、話し手が気持ちよく話せる聴き方をします。
 
「聴いた事」を「自分の知識のネットワーク」に関連付けて、自分の「知識の再構成」ができるようにします。
    「人とのかかわり」で学んで成長できる力をつけることは、とても大切なことです。
 そのために、授業ばかりでなく特別活動などの「すべての教育活動」において、「教える」・「教わる」・「助け合う」などが「自然にできる」ようにします。
※先生に指示されてからやるのでは、その場限りになってしまいます。

動画のぺージーへのリンク
実現の手立て
   「動画説明」のページにリンクします。左の図をクリックしてください。
 「6つの手立て」は、授業を通して、「思考力」や「コミュニケーション能力」などの「資質・能力」を、一人一人に「効率的に」身に付ける一つの「具体的な手立て」です。
 特定の「型」として身に付けたり、その手立てに縛られたりするものでもありません。

 
下記の「6つの手立て」をそのままやるのではなく、「目的」から考え、自分達にとって「やりやすくて効果的」と思える「具体的な手立て」を、先生方がみんなで考えてやってみることが望ましいです。
  学びの基盤「6つの手立て」の定着
  「資質・能力」を育成する「主体的・対話的で深い学び」を実現するためには、小学校の一年生から「学習課題(問題)解決」の「話し合い」の授業を積極的に取り入れて、「話し合いの仕方」を定着させることが大切です。
 
実現のために最も重要なことは、「学習課題(問題)解決の話し合い」を「子ども達に任せる」ことです。 
 
子ども達が自分達で「話し合い」を進めていると、「話し合いが途切れたり」、「話し合いの方向性が大きくずれたり」、「話し合いが行き詰まったり」することがあります。そんなときは、先生が躊躇することなく「話し合いにかかわるようにします。
 
学び方の定着 (例)「6つの手立て」
「6つの手立て」
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